突発性難聴治療記 戦う?お耳さま、私の場合

2018年2月に発症。治療法が確立されていない突発性難聴。迷ってばかりの治療記です。

【発症76日〜86日目】続高濃度ビタミンC点滴治療と上頸神経節ブロック注射

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   こんにちは、笹音です。

   前回の更新から1ヶ月以上も開いてしまいました。仕事に完全復帰したのは良かったのですが、いきなりの繁忙期で、目が回る忙しさでした。実際に目が回っていたんですよ〜(~_~;)ぐったりしてしまう時もありました。

   仕事に復帰出来たのは良かったのですが、以前より疲れやすいので、身体を守り、慎重に動かなくちゃな、と思うようになりました。

  初診時も、自分で車を運転して行っているので、あまり自覚の無いめまいで、退院時にはほぼわからない程度にはなっていましたが、猫ちゃんと遊ぶのに、オモチャを持って、自分自身がクルクル回ることは、前は15回転とか回れていたのですが、今はせいぜい1回転です。今はそれ以上回ると、吐き気と頭痛で、ソファに倒れたまま、しばらく動けなくなります。やっぱり発症前とは違います。

   USJに遊びに行く計画もありましたが、乗り物は無理かなぁと諦めました。新幹線や飛行機も心配です。もう乗れないのかなぁ。。

   私の場合、初診時に、浮動性のめまいが少しあり、眼振検査(暗い場所でフレンツェル眼鏡と呼ばれる特殊な眼鏡をかけておこなう、目の動きを見る検査で、フレンツェル眼鏡をかけると目の前が遮られたようになりますが、医師からはよく目の動きが観察できる。)を受けています。そして先生から「前庭障害があるね。」と言われています。

眼振(自分の意志とは関係なく、視線が左右にすばやく動く症状)があり、前庭障害があると聞きましたが、それ以上の詳しい説明は、受けなかったし、当時私も混乱していたので、

「前庭って何?前庭が障害ってどういうこと
('◉⌓◉’)?」

と思ってはいたのですが、先生に質問する余裕もありませんでした。

ただ、このたまにふわっとする「浮動性のめまい」の原因のひとつが、その「前庭障害」に関係しているんだな、という程度です。

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(⬆︎花野井薬局さんのHPよりお借りしました。)

「前庭」って?私の耳のどこで障害が起きているの?知ってもどうすることも出来ませんが、調べてみました。

   前庭疾患は、様々な原因で平衡感覚を失ってしまう病気全般を指すそうです。治療法は、突発性難聴と似ています。薬物療法で、めまい止め、吐き気止め、循環改善剤、ビタミン剤、イソバイド、ステロイドなどの対症療法になり、前庭疾患の原因は、多くは不明とされています。

 前庭器官は、膨らみのある前庭と三半規管から成っています。
 前庭には、耳石器が垂直に立っている球形嚢と、耳石器が水平に横たわっている卵形嚢とがあり、球形嚢では感覚毛が横を向き、卵形嚢では感覚毛が上方を向いています。
そのため、エレベーターの昇降など上下方向の直線加速度や重力は球形嚢が、電車などの水平方向の直線加速度は卵形嚢が感覚受容器として働きます。(脳科学辞典、病気事典「家庭の医学」ほかより)

上下方向と、水平方向で、担当部署が違うのですね。

体の平衡機能は

耳からの前庭系
目からの視覚系
足の裏の知覚
などの固有感覚系の情報が、脳で統合され維持されていて、私の場合、3つのうちのひとつ「前庭」に何らかの障害が起こり、めまいを起こしていたということになります。

   人体のメカニズムとは、本当に凄いですね。

めまいを伴う突発性難聴発症時の、めまいの傾向や、予後についてまとめてあります。⬇️
日本めまい平衡医学会ー突発性難聴

 

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治療記に戻ります。

  発症して、76日目〜86日目です。

もはや発症して2ヶ月半経過しています。高濃度ビタミンC点滴について、さらに調べて行くと、どうやら、推進派とか、効果が無いとする派とか、意見は分かれているようです。こちらは、追い追い調べて行きたいと思います。

   主にガン治療に対する、高濃度ビタミンC点滴についてのお話が読んでいても多いです。突発性難聴に高濃度ビタミンC点滴が効果があるなど、触れている記事は一部しかありません。

突発性難聴に年3~4万人、「普通の人」も襲う病気の厄介な実態 | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン

   高濃度ビタミンC点滴をして貰っている内科の先生も、聞いたことない!とのことでしたが、本人には、検討している余地も無く、

「とりあえず何かしなくちゃ!!!

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘」状態です。

意味がないのかもしれませんが、この治療法が、どうのこうのと言っている時間もありませんので、高濃度ビタミンC点滴『10回』を目安に、上頸神経節ブロック注射との並行治療を続けます。


   点滴の病院と、ペインクリニックの距離が、片道2時間〜2時間半の距離です。同日中に行くのは、体力的に無理なので、交互に行きます。

発症76日目、上頸神経節ブロック注射34本目
発症77日目、高濃度ビタミンC点滴5本目
発症78日目、上頸神経節ブロック注射35本目
発症79日目、治療お休み
発症80日目、上頸神経節ブロック注射36本目、37本目
発症81日目、高濃度ビタミンC点滴6本目
発症82日目、治療お休み
発症83日目、上頸神経節ブロック注射38本目
発症84日目、高濃度ビタミンC点滴7本目
発症85日目、上頸神経節ブロック注射39本目
発症86日目、治療お休み

はー、しんど( ;´Д`)

ビタミンC点滴、耳に効いているのかなぁ??お肌はキレイになっているけど、どうなんでしょう。

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   内科の看護師さんが、日々病院通いしているのを心配して

「頑張るなぁ、ストイックやなぁ、スゴイなぁ!」

と、毎回私に声をかけて下さるのですが、、笑顔で「はい、なるべく間が開かないようにしてます!」とか答えながら、内心は腹が立ってしまいます。

「オラの気持ちなんかわかんねぇ!オラだって休みたいさ!でも時間との戦いだっつーの!(;´д`)!」

誰なんでしょう、あまちゃんでしょうか、悟空でしょうか。

看護師さんの、労いの言葉だということは、重々わかっております(T-T)が、焦る気持ちと、耳が聞こえない恐怖とか‥色々混ざって、複雑で、落ち込むし、性格も悪くなっているようです⤵️

   でも、この片耳の聴力を、急に失った状態が、想像出来るわけがないので、仕方ないです。

でも、毎回言うんだよなぁ。。

これ、前もどこかで書いたかもしれません。愚痴っぽくなりすみません(゚´ω`゚)

 

   2018年の2月末の静かな夜に、突発性難聴を発症して、もはや10ヶ月が経ってしまいました。治療に明け暮れた1年でした。他にも試した治療法がありますので、現在に追いつくよう、細々ですが、ブログを続けます。

突発性難聴症候群」の新しい治療法は、50年位経てば少しは進み、解明されるでしょうか。現状や過去の分析のデータは多いですが、何十年も前の論文が、平気で出て来ます。調べれば調べるほど、途方もなく時間がかかりそうだなと思ってしまいます。

 

年の瀬ですね。

良いお年をお迎えください(^ω^)

来年はどんな1年でしょうか。