突発性難聴治療記 戦う?お耳さま、私の場合

2018年2月に発症。治療法が確立されていない突発性難聴。迷ってばかりの治療記です。

【発症52日目】突発性難聴と耳鳴り

f:id:sasa-oto:20181006012943j:image

   今日は、3日ぶりの上頸神経節ブロック注射です。時間との戦いの突発性難聴なのに、通院疲れが出てしまい、治療の間があいてしまいました。

   昨日は、明日は這ってでも行こうと思っていましたが、体調も戻り、無事、午前中に18本目、天然温泉を挟んで、夕方から19本目の注射をしていただきました。

ふぃーε-(´∀`; )

耳鳴り音について

入院していた時は、小さな音で、発症した右耳のみ耳鳴りがありました。高音で2種類、

ピーーーーーーーとか

キーーーーーーーンというような音です。

聞こえない右耳で鳴っています。左耳は、今のところ耳鳴りはしていません。

退院して、耳鳴りの音量がだんだんと、大きくなったように感じましたが、上頸神経節ブロック注射に通うようになり、耳鳴りに効果があるようで、音量は小さくなっています。

多分、気のせいではないと思います。

音質?も変わって来ました。高音は小さくなり、今は色んな音が混ざっています。faxみたいな、祭囃子みたいな‥‥

ピーーーピャラリーーーピョロリーーー

ふざけてはいませんよー。ホントに色んな音が混ざった、電子音のような音が聞こえるんです。電車の中や屋外にいると、周囲の大きな音に、紛れてか、耳鳴りは感じないのですが、帰宅して静かな部屋に入ると、耳鳴りが聞こえます。酷い時は、蝉の合唱もプラスされてしまいます(;´Д`Aウルサイ場所にいる程、耳鳴りの音量が、上がるようです。

気にしても、止まってくれないし、ノイローゼになりそうで、パニック用のお薬を飲んでいます。朝起きた時が1番静かかもしれません。

耳鳴りの音の種類で、障害されている範囲が、どうもわかるようなんです。

f:id:sasa-oto:20181007014317j:image

耳鳴りの音の種類と障害の範囲

❶低音型 「ゴー」「ボー」など低い音が聞こえたり、耳がつまったように感じたりする耳鳴り。
音の振動を、電気信号に変える、内耳の障害でも起こりますが、音の振動を伝える外耳や、中耳に障害がある場合にも、多く見られます。

低音型は、比較的治りやすい耳鳴りといわれています。

❷高音型 「キーン」「ピー」など、甲高い金属音や電子音が聞こえる耳鳴り  
主に、内耳や、内耳と脳をつなぐ聴神経などに障害が発生すると起こります。

高音型は、低音型に比べて治療が難しい傾向にあります。

❸雑音型 「ジージー」「ザーザー」などの音に加え、「シュー」などの異音が入り混じって聞こえるタイプの耳鳴り。

耳の広い範囲で障害が生じているか、原因が複合して耳鳴りが起こっていると考えられます。

❹単音(純音)型 「プー」「リーン」など一種類の音(純音)だけが聞こえる耳鳴り

これは、雑音型とは逆で、耳の狭い範囲で障害が起こっていると考えられます。
耳鳴りには、急に音が聞こえだす「突発性」、長期間にわたって異音が続く「慢性」などの分類もあります。

わたしは、耳鳴りの種類や、ボリュームが変化しているので、どうなんでしょうか。良い傾向だといいのですが。

f:id:sasa-oto:20181010232224j:image

耳鳴りの原因

実際には音がないのに、音を感じてしまうのが耳鳴りです。
まず、空気の振動が外耳道を通って中耳にある鼓膜に伝わります。
鼓膜に届いた空気の振動は、耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)に伝わり、振動が20倍以上に増幅されます。
増幅された空気の振動は、内耳にある蝸牛という器官に届きます。カタツムリのような形をした蝸牛の中にはリンパ液があり、液の揺れを有毛細胞が感知して電気的な信号に変換します。
この信号が聴神経(蝸牛神経)を通じて大脳にある聴覚領域に伝えられ、初めて音として認識されるのです。

この経路のどこかで障害が起こり、耳から脳に伝わる信号が少なくなると、何とか音を聞き取ろうとして、脳が音の感度を上げようとします。その結果、本来であれば受け取らなくても良い電気信号まで脳に伝わってしまい、耳鳴りを引き起こしてしまうのではないかと考えられています。

難聴、耳鳴り (hearing loss, tinnitus)|KOMPAS

難聴が治れば、自然に耳鳴りも消滅しますが、そう簡単に行かないのが、悩ましいところです。

耳鳴りの治療法

音響療法

補聴器のような器具をつけ、小さな音を流しながら、耳鳴りの音を気にならないようにする方法で、他の音などにまぎれて、耳鳴りの音をあまり意識せずにすむようにします。

カウンセリング療法

悩みやストレスなど、心因性の耳鳴りを対象に、医師が患者の話を聞いて原因を調べ、メンタル・ケアをしながら耳鳴りを軽減する方法です。耳鳴りそのものがストレスとなり、さらに症状を悪化させているケースもあり、その場合にもカウンセリングが適しています。

TRT(耳鳴り順応)療法

上記2つの療法を併用するのが、TRT療法です。TRT療法の場合には、採用している病院がまだ少ないようです。1990年代にアメリカで始まり、ここ数年で日本でも採用する病院が増えています。この療法の場合でも、効果がみられるまでには数ヵ月~1年程度は必要とされます。

薬物療法

ストレスの緩和や血行の改善に、薬物を使用し治療します。

 

耳鳴り治療には、突発性難聴と同じで、決定的な治療法はないようです。耳の分野は本当に治療が難しいのですね(;´д`)

耳鳴りは、疲労やストレスの影響を受けやすいそうです。ストレスの無い人などいませんよね。ストレスと上手く付き合えるように、気分転換とか、休養を取ることを意識して、ストレスを減らせる生活を目指したいですね。