突発性難聴治療記 戦う?お耳さま、私の場合

2018年2月に発症。治療法が確立されていない突発性難聴。迷ってばかりの治療記です。

【発症11日目】入院8日目 治療法

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点滴の量は2日おきに減っています。今日から、

水溶性プレドニン20mg
リプルキット注 1筒
点滴は明日で終了だそうです。
13時から高気圧酸素治療 、7回目です。

 

日々調べていると、

突発性難聴は、治療法が確立されていない、という情報が沢山出て来ます。

それでは、今の治療法はなんなのでしょう(´・_・`)?と思いました。

J-stageからですが、米国耳鼻咽喉科頭頸部外科アカデミーが提唱した診療ガイドライン(2012年)が紹介されています。
(ジェイ・ステージは、文部科学省所管の独立行政法人科学技術振興機構JST)が運営する電子ジャーナルの無料公開システムです。)

【参考】突発性難聴治療のEBM
EBM は「Evidence based medicine」の略。)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/117/1/117_62/_pdf

こちらから抜粋しました。

ステロイド投与に関しては、有効性のエビデンス(Evidence)に乏しい観点から,ステロイドを投与しない選択肢もあるとしている。しかし、難聴に伴うハンディキャ ップを考慮すると、可能な数少ない治療選択肢として、発症2週間以内の投与を Option として推奨している。一方、鼓室内ステロイド投与は、現時点での研究成果の質は高くないが、初期治療で得られた改善に加えられる効果があるため、Recommendation としている。

★Option→選択、取捨

★Recommendation→推薦、推奨

★Evidence→物証、証拠

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初回治療としてステロイド投与
診断3カ月以内の高気圧治療
↑今している治療はオプションとして位置付けられていますね。オプションなんだね(´・ω・`)!

びっくり!!

「米国耳鼻咽喉科頭頸部外科アカデミーが提唱した診療ガイドライン(2012年)」によると、ステロイド投与は選択肢の一つという程度で、強く推奨されるものではないとあります。投与しない選択肢もあると書いてありますね。

しかし、ステロイドの投与以上に、根拠の裏付けがされ、有益で害のない治療法は確立しておらず、日本では、ステロイド投与が一般的な初期治療となっているそうです。

 

治療法が確立していないんだなぁ、と本当悲しくなります(。-_-。)

でも、薄々、そんな気はしていました。

毎日先生が、病室に来てくれますが、私以外の患者さんにはある程度の時間、お話されますが、私には短いんです(´・ω・`)

ちなみに突発性難聴は、私だけです。

ほんで毎日ほぼ同じセリフです。

「お薬のんで、高気圧酸素治療もがんばってね!」

ルーティンなの〜(´・Д・)」?と思ってました。

先生、治療法が確立していないから、きっとお話短いんですね〜。入院生活後半で、何となく悟りました〜⤵︎⤵︎

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現状は、初期治療のステロイド投与は共通で、プラス病院により他の治療法をされている、ということのようです。

突発性難聴の一般的な初期治療
薬物療法
薬物療法の代表はステロイド薬の投与
●内服や点滴での薬物治療
→血管拡張薬や血流改善薬、ビタミン剤
 
病院により、されている治療
●高気圧酸素療法
●星状神経節ブロック注射
●鼓室内ステロイド療法

プラスする治療法は、自分で選んて行かないと、いけないんですね。

何と(´・_・`)気の重いことに気づいてしまったなぁと思いましたが、でも自分の体のことですものね。