突発性難聴治療記 戦う?お耳さま、私の場合

2018年2月に発症。治療法が確立されていない突発性難聴。迷ってばかりの治療記です。

【発症1年6ヶ月目】突発性難聴と脳②認知機能と聴力

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   突発性難聴を発症してから、頭が「ぼーっ」とすることが続いていて、記憶力も落ちた気がして不安になり、関係があるのかと「聴力」と「脳」について調べています。調べたからと言って何が出来るのかもわからないのですが‥(;´Д`A

 

   脳の中で、「側頭葉」に聴覚記憶を司る領域があり、同じ側頭葉なので、関連があるのかなと心配になっています。

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突き詰めると‥‥

認知機能に影響が無いのかが、気になっています。

(゚д゚lll)アワアワ

 

認知機能

 認知とは理解、判断、論理などの知的機能のことを言い、五感(視る、聴く、触る、嗅ぐ、味わう)を通じて外部から入ってきた情報から、

  • 物事や自分の置かれている状況を認識する
  • 言葉を自由に操る
  • 計算する、学習する
  • 何かを記憶する
  • 問題解決のために深く考える

などといった、人の知的機能を総称した概念です。

認知症などで、取り上げられているので、よく耳にしますよね。

出典-認知機能の老化 | 健康長寿ネット   

 

今は大丈夫だとしても、聴力が落ちたことで、認知機能に影響の出る年齢が、早くなる可能性はないのかな‥。

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認知症の最大の要因

   ネットで見つけた記事を2つ、まずは、NHKのガッテンから‥。いつの間にか“ためして”がなくなってました。

出典−認知症を防ぐカギ!あなたの「聴力」総チェック! - NHK ガッテン!

認知症の最大の要因」と発表されたのが、意外にも「聴力」。聴力は脳の広い範囲に影響を与えるため、ひとたび問題が出ると「脳が萎縮」しやすいことが明らかになってきたのです。

 

‥‥:(;゙゚'ω゚'):

2つ目の記事です。

難聴の影響も認知症の危険因子に

出典−日本耳鼻咽喉科学会http://www.jibika.or.jp/owned/hwel/news/001/

   2017 年7月、国際アルツハイマー病会議(AAIC)において、ランセット国際委員会が「認知症の症例の約35%は潜在的に修正可能な9つの危険因子に起因する」と発表しました。「難聴」は「高血圧」「肥満」「糖尿病」などとともに9つの危険因子の一つに挙げられましたが、その際「予防できる要因の中で、難聴は認知症の最も大きな危険因子である」という指摘がなされたのです。ただし先天性難聴や一側性難聴はこの限りではありません。

 

(´⊙ω⊙`)「一側性難聴はこの限りではありません」という記載がありましたね。一側性難聴=片側難聴。少しホッとしましたが、健聴側の耳にも何か無いとは言い切れないし、聴力の脳への影響は、思っていた以上に大きいようです(;´д`)

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突発性難聴で、右耳が聞こえないのに、左耳の聴力も落ちて来たら、認知機能が下がる近道になってしまいますよね  ´д`  ;

では、加齢性難聴とは、どんなものなのでしょう。

加齢性難聴

   一般的には40歳位(;゚Д゚)‼️から徐々に聴力が低下しはじめるそうです。

聴力には個人差があり、80代でも聴力が落ちない方もいらっしゃるかと思いますが、聴力と認知機能が、おおいに関係していることを知り(・・;)健聴側の聴力低下の予防を、今からでも始めた方が良いのだろうなと考えます。

 

加齢による聴力低下の場合、一般的にはまず高音域から聞こえにくくなり、左右の聴力は同じレベルで低下していくそうです

進行すれば中・低音域も聞こえづらくなる場合もあります。比較的周波数の低い「あ、い、う、え、お」といった母音については、それほど聞き取る力は低下せず、子音を含む、カ行、サ行、タ行、パ行、が聞き取りにくい音と言われています。

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出典− 聴覚に関わる社会医学的諸問題「加齢に伴う聴覚障害東京大学大学院医学系研究科外科学専攻感覚運動機能講座耳鼻咽喉科学分野、亀田総合病院耳鼻咽喉科
https://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology/57/1/57_52/_pdf

加齢性難聴の発症のしくみ

疫学データや動物実験の結果から、

加齢に伴う蝸牛内の酸化ストレスに より、ミトコンドリアDNA変異が蓄積し、またミトコンドリア機能も悪化し、その結果有毛細胞、ラセン神経節細胞、血管条など聴覚機能に重要な細胞が障害を受けて、難聴が進行性に生じると考えられている。

この仮説に従うと、蝸牛内における過剰なfree radical (フリーラジカル活性酸素)産生の予防が重要ということになり, 不必要な強大音への暴露を若いうちから極力避けることが勧められる。

イヤホンで音楽を聴く時のボリュームと時間や、大きな音にさらされる環境では、自己防衛や、注意が必要ですね。

また騒音環境では蝸牛の酸素消費,すなわち血流の増加が必要となるが,動脈硬化があると十分な血流供給が障害されて相対的虚血となり,さらに騒音曝露終了後の再灌流による free radical の過剰産生を引き起こしやすいと考えられる。

この意味から動脈硬化を予防することも重要と考えられ,生活習慣(食事,塩分,運動,禁煙など) に対する指導も必要である。

高脂血症,糖尿病,高血圧症などを持病に持つ患者またはその予備軍では 内科的治療などの早期介入も勧められる

free radi- cal を除去するサプリメント,特にミトコンドリア内で作用するものの摂取も予防効果が期待されているが,ヒトにおける老人性難聴予防効果のエビデンスはまだ無く,その検証は今後の課題である。なおこれらの予防的対応には難聴の進行を遅らせるという意味もあり、難聴が生じた後であっても一定の 効果が期待される。

蝸牛への十分な血流が大切で

などの持病は、

血流提供が障害されるので、予防が重要だということです。

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ストレスや、交感神経が優位だったこともあると思うのですが、私の場合、20代からコレステロールが高かったので、高脂血症動脈硬化の予備軍で、蝸牛内の血流に影響があり、突発性難聴になったのかしら❓と思っています。原因は特定出来ませんけれども‥( ´ ・ Д ・ )

 

片耳の聴力が落ちたことで、健聴側の耳の負担が増えていると思うので、まだ先と思わず、対策することを意識したいと思いますが、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。

 

活性酸素フリーラジカルが体内で過剰に作られる状態として、


● 激しい運動
● 過剰なアルコール摂取
● 喫煙
● ストレス
● 不規則な生活
● 偏った食生活
● 過剰な紫外線
● 避妊薬、ホルモン治療薬等ある種の薬品摂取
● 環境汚染

 

などが挙げられるそうです。

体に無理をさせる内容ばかり( ´・ω・` )避けた方がいいことばかりですね。

 

健聴側の耳が、発症しないとは言い切れないし、日々、もし発症したら❓Σ(゚д゚lll)という恐怖と戦い続けるしか無いし、完璧に注意出来るワケもないですが、気にしながら生活したいと思います。