突発性難聴治療記 戦う?お耳さま、私の場合

2018年2月に発症。治療法が確立されていない突発性難聴。迷ってばかりの治療記です。

【発症40日目】退院1ヶ月後の診察

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今日は退院して、1ヶ月後の診察です。

「どうですか、調子は?」

「ドライヤーや、シャワーの音が聞こえるようになりました。先生、耳の閉塞感が相変わらずやし、耳鳴りもするんですが。」

「うーん、そうやねー、もうステロイドは使えないし‥‥同じお薬を飲んで貰いましょうね。」

処方されているのは、ビタミン剤と血行を良くするお薬です。

「お薬飲んで、様子を見て下さい。」

「わかりました‥‥‥‥‥‥‥‥⤵️⤵️」

様子見ですよね。

この1ヶ月検診も、なんだか聴力検査に来たみたいな感じです。。

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聴力ちょっとだけ上がってましたー(T-T)

4分法で退院時90dB→82.5dB

入院時、退院時、1ヶ月検診時のオージオグラムで表を作ってみました。励みになるかな〜。

会話域、凹んでますね(。-_-。)

最初に高度や、重度難聴のように、大きく聴力が下がると、回復にも時間がかかると思いたい。

400〜1000Hzの範囲が30〜40dB位まで回復してくれると、会話も楽になるようです。

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(↑オーティコン総合カタログより)

緑色の範囲が、人の会話域です。
・人間の聞こえる周波数
20~20,000Hzとされています。

蝸牛の入り口側にある、高い周波数を担当している、有毛細胞から、ダメージを受けて行くので、歳を経るにつれ、高い周波数が、聴こえにくくなって行きます。若い人にしか聞こえないモスキート音は、高い周波数になりますよね。小さい子供は30,000Hzやそれ以上まで聞こえるようです。

普段の話し声(男性) 400~600Hz前後

下限は120~200Hz
上限は破裂音や「さしすせそ」などの摩擦音も含むなら、20,000Hzくらいまで出ています。

普段の話し声(女性) 800~1000Hz前後

下限は200Hz~300Hz
上限は男性と同じで20,000Hzくらい。

休職中ですが、仕事が接客業なので、会話域、回復してくれたらいいなと思います。今、右側の人と話そうと思うと、体をぐるっと回して、左耳で聞くので、事情を知らない人からしたら「??」と思われてると思います。なるべく左側に人がいる状況に、不自然で無く持って行くのが上手くなって来ました。

「俺の後ろに立つな。」

ではなく

「俺の右に立つな。」

になります。

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主治医の先生は、星状神経節ブロック注射に対して、積極的ではありません。入院していた病院の、治療方針に入っていないので、先生も、そのスタンスでお話されるのでしょう。

なので、上頸神経節ブロック注射に通っていることや、血行を良くするお薬を飲んでいないことは、とてもじゃないですが、言えません。

この時点で、何でも相談出来る、主治医の先生では無いですね。こうやって、ドクターショッピングが始まって行くのでしょうね。

私「先生、〇〇大学病院は、通いで高気圧酸素治療が受けられると聞いたのですが、紹介状を書いていただけませんか?」
先生「え?高気圧酸素治療?うーん、急性期っちゃあ急性期やけど、どうかなぁ‥。」

急性期って何?初めて聞いたけど、何となく意味はわかります。

この先生は、高気圧酸素治療の時もやけど、何で患者がやりたいって言ってるのに、渋るんやろか?

私「受けてみたいんです。」
先生「わかりました。うちの病院は高気圧酸素治療は、入院とセットやからねぇ。紹介状書きましょう。」

多分効果無いと思うんやけど‥。

全くの気のせいかも、そして妄想かもしれませんが、先生の心の声が聞こえたような気がします。

そして、またもや思いました。

先生諦めてるけど、患者はまだ諦めてへんのです!

でも、治療法がない突発性難聴には、先生もなす術なく、患者を見送るしか無いですよね。紹介状、あんなに頼まなくても、サッと書いて欲しいです。紹介状出来るまで、4〜5日かかるとのことで、再度取りに行くことになりました。

午後からはペインクリニックに移動します。入院していた病院からだと、2時間以上かけての移動です。この移動時間が、ストレスにならないよう、工夫も要りそうです。

ペインクリニックの先生と看護師さんに、オージオグラムを見てもらいました。喜んで下さり、引き続き治療頑張りましょう、と励まして貰いました。上頸神経節ブロック注射は、7回目。

見放され何も出来ない状況、出来ることが一つでもあるという、病院により全く違う状況があり、出来ることがあるということに感謝しました。