突発性難聴治療記 戦う?お耳さま、私の場合

2018年2月に発症。治療法が確立されていない突発性難聴。迷ってばかりの治療記です。

【発症129日目】「アミドトリゾアート療法を受けに来ました。」

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   間があいてしまい、すみません、お仕事やっと休みです。続きです。

8時15分に下に降りると、予約したタクシーが待ってくれていました。雨風が強いです。ホテルから病院に向かいます。

運転手さん「宮崎大学医学部付属病院ね。」

私「どれくらいかかりますか❓」

運転手さん「橋の辺りが少し混むけど、30分くらいで着くと思うよ。」

渋滞かぁ‥。遅れないといいけど(´ー`)

調べてみると「大淀川」の橋を渡るようでした。水位も大分高いみたい( - 。 - ;

運転手さん「お見舞いに行くの?」

私「自分の治療です。突発性難聴で、宮崎大学付属病院でしかされていない治療があって、受けに来ました。」

言葉から察してか、

運転手さん「へー、そんなのがあるんだね!関西から来たの?」

私「そうです。」

遠回りされないように、グーグルマップの画面を見ながら(^-^;

私「そこ曲がって下さい。」

運転手さん「行き方は色々あるからね。入院するの?通うの?毎日送迎しますよ!」

ドライバーさんのアピールもありましたが、タクシーで通うかはわかりません、と言うと、いつでも連絡してね!と名刺を戴きました。予想していた程の渋滞は無く、30分程で到着出来ました。タクシー代は3,300円程。往復したら7,000円近いです。これは無いなぁと思いました(⌒-⌒; )

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宮崎大学医学部付属病院へ到着!木が倒れてるΣ( ̄。 ̄ノ)ノ‼️と驚きましたが、強風に備えて最初から倒してあるようです。

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正面入り口を左に進むと、総合受付です。どこに並んだら良いのかわからず、キョロキョロしていると、親切な案内係の方が声をかけて下さり、診察券を作ることが出来ました。

総合受付→3階の耳鼻科受付、へ移動します。1階は患者さんでごった返していましたが、3階まで来ると、大分と静かでホッとしました。

私「アミドトリゾアート療法を受けに来ました。」

受付「座ってお待ち下さい。」

少し待ちましたが、すぐに診察室に通されました。優しそうな先生です。遠くから大変でしたね、と労って頂き、ご挨拶など済ませて、早速「アミドトリゾアート療法」についての説明です。

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書き写すのは量的に無理なので、すみませんが、拡大して読んでみて下さいm(_ _)m

   主にCT検査や、MRI検査などで用いられる造影剤は静脈に注射し、血管造影検査(ANGIO)ではカテーテルを用いて直接血管内に注入します。

造影剤について

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同意書にサインしました。

副作用の、アナフィラキシーショックの箇所に目が釘付けで、怖くて、看護師さんに何度も「大丈夫ですかね?」と聞いていましたが、「そういう時のために、私達がいるんです。万全にしていますよ。」と言われ、少し落ち着きました。

幸いなことに、今まで、造影剤による検査を受けたことが無かったので、凄く緊張しています。

先生「病院では、検査で日常的に造影剤を使っていますからね、副作用を起こす方は稀ですが、いらっしゃいますね。痒くなったり、気分が悪くなったり‥。」

海外ドラマの見過ぎでしょうが、苦しんでから意識を失くす絵が浮かんで来ます(ーー;)先生とは、想定している副作用の内容が違うようです汗。

しかし、怖がっていても始まらないし、何のために宮崎まで来たのかと考え、治療頑張ろうと思いました。

アミドトリゾアート療法に反応した突発性難聴症例の検討

https://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology1968/40/5/40_5_515/_pdf


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↑横には、こんな感じの機器が置いてあり、心拍数を見つつ、指に↑こんなの(パルスオキシメータとはどのようなものですか?|一般社団法人日本呼吸器学会)を挟んで、治療開始です。確か血圧も測ったと思います。
アミドトリゾアートを5分間かけて、20ml注射します。先生も看護師さんも、横で、私の様子に変わりがないか、観察中です。

先生「アミドトリゾアートは、造影剤として使われていますが、内耳の『血管条』の血液循環の改善を期待しての治療なんですよ。」

血管条

血管条なんだ〜( ´ - ` ).。oOわからないけど効果あるといいなぁ。

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出典:蝸牛の画像:https://www.kango-roo.com/sn/k/view/1720

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出典:蝸牛の断面の画像:http://www.memai-pro.com/ear/function.htm

副作用は、とりあえず大丈夫なようです。

遅れて出る場合もあり、何かあれば連絡して下さい、と電話番号が4つ書いた用紙も頂きました。

 

宮崎にいる間には、調べる気力は出ませんでしたが、帰ってから調べてみました。こちらがわかりやすいかと思い、違う大学ですが、貼ります。

京大耳鼻科ホームページ - 当科のご案内 - トピックス(残存聴力活用型人工内耳手術) -

抜粋しました。

内耳のコルチ器はリンパという液体のなかにありますが、この液体、特にそのうちの内リンパといわれる部分はカリウムが多く電気的にエネルギーの高い状態に なっており、これが電池のような働きをして振動の電気的変換のエネルギー源となっています。このシステムを維持しているのは血管条というコルチ器の外側の 部分で、これも聞こえには大切な役割を果たしていることになります。

 では、どのような時に内耳の働きが悪くなって難聴になるのでしょうか。ひとつには、血管条の働きが悪くなると、コルチ器で振動が電気的変化に変換 できずに難聴になります。しかし、この変化はうまくすると、もとに戻るとされており、治療によって回復できる可能性のある難聴です。一方、有毛細胞自体が こわれても難聴になります。有毛細胞は、カエルなどでは再生することがありますが、ほ乳類では原則として一度こわれると再生しないことがわかっています。 例えばウイルスや髄膜炎の細菌によって内耳に炎症がおこったり、事故で頭を強く打って内耳の骨が割れたり、内耳への血管がつまって血液の流れがとまったり すると、有毛細胞がこわれて難聴になります。有毛細胞がこわれて溶けてしまうと、これによる難聴は二度と回復しません。このような細胞の障害が内耳で広が ると、全体として難聴が重くなり、ついには全く聞こえなくなる場合もでてきます。

血管条への影響で難聴になった場合には、回復する可能性もあるみたいですね。

発症4カ月目の聴力検査結果です

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明日から、毎回治療後に聴力検査をします。
発症2ヶ月目以降、聴力検査を受けていませんでしたので、久しぶりの聴力検査でしたが、あまり変わっていませんね(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

上頸神経節ブロック注射の効果が薄れて来たと感じていましたが、その通りだったようです。

アミドトリゾアート療法1日目、効果はないようです⤵️
効果が無かったので、落ち込みます。やっぱり、時間経ち過ぎだよね(;´Д`A

食欲も出ないので、病院内にあるドトールコーヒーで、軽く食事を摂ります。今日は、昨日とは違うホテルに泊まります。コロコロが付いているけれど、スーツケースが余計に重く感じます。足取り重く、次のホテルへ向かいます。

病院のインフォメーションで、宮崎駅方面に帰る路線バスを教えてもらいました。宮崎駅まで570円。

路線バスのルート近くにあるビジネスホテルを楽天トラベルで予約します。とりあえずまた1泊。価格と快適さや立地、病院への利便性を比べて、良さそうな所に今後連泊予定です。


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バスの時間まで病院内を歩いてみます。病院内にレストランを発見したので、明日の昼食は、病院で摂りたいと思います。
今日は初診でしたので、朝早くからの予約でしたが、明日からはゆっくりで大丈夫です、と言って頂きましたので、11時からの予約にしました。朝弱いので助かります^ ^;